若い人でもなるような病気です。
腰骨と腰骨の間のクッションの役目をしている椎間板が後ろを走っている神経方向にはみ出すことをヘルニアと言いますが、ヘルニアによって神経を圧迫することで発症します。
症状
腰から臀部、大腿部、下腿部にかけての痺れ、痛みです。また、筋力の低下や重さを感じることがあります。特に、特定の動作や姿勢で症状が悪化することが特徴です。排尿障害を起こすようなこともあります。
治療法
症状の程度や患者の状態に応じて異なります。
軽度の場合には、安静や薬物療法が行います。痛みが強い場合、ブロック注射を行う場合もあります。そのほかに適度な運動、物理療法もあります。
腰椎椎間板ヘルニアは、2,3ヶ月すると改善することが多いですが、
足の麻痺が出現したり、排尿障害が出現したり、重度の場合や症状が持続する場合には、手術が必要となることがあります。手術では、圧迫された神経を解放するために椎間板の一部を取り除く手術や、椎間板を取り替える手術などが行われることがあります。
予防的な措置としては、適切な姿勢や体の使い方を心がけることが重要です。