成人に多く見られるタイプの頭痛で、子供やご高齢の方には比較的少ないです。
症状と診断
締め付けられているような両側の頭痛が特徴で、痛みの程度は比較的軽度から中程度です。この頭痛は歩いたり階段を上ったりしてもで悪化しません。また、吐き気、嘔吐がない、光がまぶしい、音がうるさいなどの症状がない
治療
痛みがある場合は、カロナールやロキソニンなどの鎮痛薬を使用することが一般的です。効果がある場合は市販の痛み止めでも利用できます。漢方薬や筋弛緩薬、抗不安薬も一部の患者には効果的です。
しかし、最も重要なのは生活スタイルの改善です。
以下の点に留意することが大切です。
・姿勢改善:正しい姿勢を保つことが重要です。顎を引き、胸を張り、肩甲骨を引きます。骨盤の位置も意識して立てるようにします。
・職場や生活環境の調整:パソコンの画面の高さを調整し、椅子の高さも適切に変えることが重要です。
・運動:心拍数が少し上がるような軽い運動やウォーキング、体幹トレーニングなども効果的です。
・ストレス回避:多くの場合ストレスは避けられないものですが、可能な限りストレスを軽減、回避する工夫が重要です。